今回は、たん熊北店さんと博多華味鳥さんになります。
昭和3年、京料理「たん熊」は、曳き船で有名な京都高瀬川のほとりに誕生しました。
高瀬川筋は、江戸時代、季節の川魚をあつかう生洲料理屋が櫛比したところですが、「たん熊北店」は、そんな伝統を踏まえつつ、以後の精進をかさねてきました。
戦後も両千家をはじめとして、谷崎潤一郎、吉井勇等の文人墨客に愛されてきました。
京料理は宮中の有職料理、寺院における精進料理、茶道における懐石料理が渾然となって生まれたものとされていますが、「たん熊北店」は、その京料理の中でも、一、二をあらそう老舗であります。
肉の色がみずみずしく、もも肉は華やかなピンク色である事から「華味鳥」と名付けられました。
鶏肉特有の臭みが抑えられ、はっきりとした旨みと歯ごたえがあり、自信をもってお勧めできる味です。
また、華味鳥は澄んだ空気が満ち、たっぷりと陽光が降り注ぐ開放鶏舎で、海藻やハーブ、ぶどうの絞り粕や木酢液などと共に、腸内環境を整える飼料を与え健康的に育てています。